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誤嚥性肺炎とは

誤嚥性肺炎とは

今回は誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)についてお話したいと思います。私たち人間の喉には、呼吸をしている空気の通り道「気道」と、食べ物や飲み物の通り道「食道」という行き先の違う二つのルートが存在します。違う二つのルートが交差するところには切り替えポイントのような蓋があり、呼吸をしている時は、空気は気道を通って肺に入りますが、食べ物が入ると、気道に蓋がされ、食道に送られるしくみになっています。この蓋の動きには、脳からの指令とそれに正確に反応する周辺の筋力が必要です。しかし反応力の低下や指令を出す脳の機能に問題が生じたりすると、蓋が判断を間違えたり的確に作動しない事で飲み込んだ物が気道や肺に進んでしまうのです。これが誤嚥のメカニズムです。高齢者に誤嚥が多い主な理由はこうした反応力や筋力が衰える事にあります。

 

 

 

私たちは毎日何気なく「食べる事」を繰り返していますが、その動作には驚くほど複雑で精密な仕組みが働いているんです。次回は食べる時に私たちの体で何が起きてるのかをお話ししますね🌷

 

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